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世界最大級イベント「スーパーボウル」をニワカが楽しむ方法

さて問題です。世界最大のスポーツイベントは何でしょうか? FIFAワールドカップ!(サッカー) ・・・と思いましたか?まあ、多分そうなんだと思います。しかし、数えようによってはアメリカのアメリカンフットボールリーグの決勝戦、スーパーボウルだという説もあるらしい。 ウィキペディアのスーパーボウルの項 によると、 経済誌『フォーブス』の2012年10月の発表によると、 スーパーボウルのブランド価値は4億7000万ドルであり、夏季オリンピックやFIFAワールドカップなどを凌ぎ、世界一のスポーツイベントであると推定されている [10]。 ・・・だそうです。まあ、こういうのはどっちも自分の都合の良い数字の作り方をして張り合うので、まあ「はいはい」って感じで流しておけばいいと思いますが、少なくともサッカーのワールドカップと張り合ってると強弁できるぐらいにはビッグイベントなんですね。 アメリカは野球の国・・というイメージがありますが、 好きなスポーツ調査で2014年には倍の差(32%と16%) をつけられていて、この差は年々広がっていってるそうです。 そんなにアメフトってアメリカで人気なの?というのは他の国にいると全然イメージがわきませんね。いわゆる「アメリカのガラパゴス文化」なんですが、アメリカ自体の図体がバカでかいので、本当の意味でグローバル的なサッカーの祭典とタメを張るぐらいの大きさがあるってことですね。 で、そのスーパーボウルが、2月1日にあるんですよ。(アメリカ時間なんで、日本では2月2日月曜日の午前中になります) NHK-BSが入るなら見れます。あなたも、前日2月1日の夜にある特集番組を見て色んな選手のキャラクターを把握して、で平日朝なんで予約録画しておいて、休日に3時間眺めてみる・・・というのはどうでしょうか。 とはいえ、いや、俺アメフトとか全然知らんし、そもそも興味ないし・・・とあなたは思うかもしれない。 まあ、それでもいいんですが、1年の間2月の最初のあたりだけ「ニワカ」ファンになってみると、色々と「違う世界」がかいま見える・・・かもしれないので、 この記事は「アメフト全然興味ないあなたが、1年のうち3時間だけスーパーボウルを楽しんでみる」ためのガイド です。(よく考えたらオリンピックは大して知らない競技も結構熱中して見

そろそろ安倍政権を倒したいあなたに授ける戦略

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イスラム国の日本人人質事件に関して、安倍政権批判が盛り上がっているようです。これは安倍の責任だ。責任取って辞任しろ・・・という話も出ているらしい。 あなたもそのタイプの人だとしたら、それに対する「そんなことしたらテロリストの思うつぼじゃないか」的な批判は聞き飽きた!という感じかもしれません。で、それに対するあなたがたの論理も、色々と読みました。気持ちは結構わかる部分もある。 だからこの記事は、もしあなたが「安倍政権を倒したい」と思っている、あるいはとりあえず安倍政権は支持してるんだけど、時にやりすぎるきらいのある彼らが、この事件を機にさらに「やりすぎる」方向に行ってしまわないかを懸念している・・・というあなたの声を日本の方針に反映させていくための「戦略」についてお話します。 それは一言でいうと、「北風と太陽」の話のような問題で、 「今のタイプの安倍批判を一方向的に押し出していくだけでは、逆により安倍政権側が過激化せざるを得なくなるメカニズム」が日本にはある ので、そのへんを理解した上で、憎き安倍政権を倒すのなら 「この方向」で一致して戦略的に押していくべき だ・・・という方向の話となっています。 この記事を書いている時点では湯川さんの死亡はほぼ確定で、後藤さんの命に関する交渉が続いているそうです。 なんかこの事件はあまりに重すぎて、これを自分の意見を表明するためのネタにしちゃうというのが少し気が引けていて、ネットでは完全沈黙してたんですが、そうも言っていられないし、ひょっとすると何か役立つかもしれないし、そもそも関係者以外の人間にできるのは結局ネタにして自分が話せることを話すってことだけなんだとも思うので書きます。(シャルリエブドは問題なくネタにしてたんだから、今回だけしないのはそれこそエゴだろって話もあるし) 目次はだいたい以下のとおりです。 1・安倍氏の影響はどの程度かはわからないが、「安倍批判をしたい気持ち」をどうやって吸い上げるかは考える必要がある。 2・「アンチ安倍」ではなく「ど真ん中のフェアネス」を旗印にしていこう 3・リベラルにとって安倍政権と向き合うことはイスラム国と向き合うことと同じこと 4・グローバリズム2.0の時代に日本が示せる可能性 では以下本文。

震災あってよかったね!ってぐらいになろう。

毎年1月17日になると、メディアが沢山取り上げてくださることもあって、震災のことを思い出すことになります。とはいっても311の方ではなくて、20年前の阪神淡路大震災のことですね。 思い出を語るのって興味ある人以外にはちょっとウザいのかなという気持ちもあって普段は日常会話でもやらないんですが、最初の著書を出した時に感極まって長い思い出話をあとがきに書いたら結構良い反応を返してくれる人も多かったので、20周年だし!に甘えて書きます。 震災の時は冬の早朝で、当然ながらほとんどみんな寝ていました。当時高校1年生だった私は本棚やら色んなものが自分の布団に降り注いでくる中で、住んでいたマンションの一階下の、普段は大声で親子が「死ねクソババア!」「親に死ねとは何事か!お前が死ね!」とかしょっちゅう聞こえてきてた母子家庭のMさん宅から、息子の名前を必死に呼ぶお母さんの声が聞こえてきたのが凄い印象的でした。