香港民主派・周庭さんの「かわいいは正義」を習近平に思い知らせるべき。
(画像はウィキペディアからお借りしました。) ちょっとありえないぐらい不謹慎なタイトルですが、最後まで読んでいただけると真意がご理解いただけるかと思います。 10日夜、香港民主派活動家のアイドル的存在であった周庭(アグネス・チョウ)さんが中国当局に逮捕されてしまって、その後世界中の、特に日本のSNSで「周庭氏の逮捕に抗議します」や「FreeAgnes」タグがトレンド入りするなど大きな反応がありました。 その後、私もウェブ連載の編集部から何か書いてくれと言われて、とにかく「逮捕された先で当局から酷い扱いを受けないように皆で中国政府にプレッシャーをかけよう」という記事を書こうと思って準備していたら 思いの外はやく保釈が決まった わけですが・・・とにかくほっとしました。 1●「かわいいは正義」的な特別扱いについてどう考えるべきなのか? 「こんなことは中国じゃ毎日のようにどこかで起きていること」なのに、いちいち周庭さんのときだけ大げさに騒ぐのはオカシイ!! ・・・という批判はある意味正しいと思いますが、かなり声高にそういう批判をしているSNSアカウントですら、思いの外はやい保釈決定に「ほっとした」気持ちを吐露している人は多かったように思います。 かくいう私も、日本語が達者で日本のメディアでしょっちゅう自分の言葉で話していた若い女性が、「中国当局の権力」によって逮捕されるという絵自体に、自分でも意外なぐらい心が乱された気持ちになりました。 私の妻はこういう「政治的」な話にあまり関わらないノンポリタイプなのですが、その妻ですら 「仮面ライダー電王と欅坂46が好きで、嵐のメンバーで一番好きなのは二宮くん」という「自分とあまりに同じ好み」の周庭さんのことは他人事とは思えない気持ちになって心配していました。 保釈された直後のご本人のコメント動画 はSNSに結構あがっていますが、流暢な日本語で 「拘束されているときに、ずっと”不協和音(欅坂46の)”という日本語の歌の歌詞が頭の中で浮かんでいました」 とか言っちゃう若い女性の、 日本国内における世論喚起力 はそれ自体馬鹿にできない物凄いものがあるのではないかという感じがします。 最近中国当局が「米中の綱引きの中で日本政府や日本世論が急激に米国側に傾きつつあるのをかなり気にしている」様子を感じるんですが、今回の周庭さんの迅速な