アメリカに『完璧』を求める情けない態度はもうやめよう。
オバマ大統領が日本を、そして韓国を始め東アジア諸国を歴訪していることが連日のニュースになっています。 中でも日本国内で大きなニュースになったのは、尖閣問題について安全保障条約の適用範囲内だと大統領が公式に述べたことでした。(アメリカ国内では意図的なのか何なのかほとんど報じられなかったそうですが) それについて、日本側が「ゴネ」たからだ・・・という見方ももちろんできるんですが、一方で 「アメリカはここで引くわけに行かない」運命に飲み込まれているんだ・・・という見方 も、我々は持ってみるべきではないかと私は思っています。 要するに、彼らが日常的に過去10年-20年の間維持してきた「特権的地位」ゆえに享受してきた「前借りした果実」というのがあるわけですよね。その「特権的地位を享受した過去」が「負債」となって今のアメリカには載しかかっているのです。 日本側としては、そういう状況をうまく使っていくことが大事になってくるはずです。 つまり、 「過去何十年間の間、あれだけ偉そうにしてたんですから、ま・さ・か!ここでNOと言ったりしないですよねえ(チラッ)」 というようなアメリカの弱みを、日本は握っているのだ・・・と言うことです。