「最強将棋ソフトの勝ち方」と「スティーブ・ジョブズの遺言」
久保明教さんという方が書かれた文章が、あまりにも見事でシビレました。 計算する知性といかにつきあうか――将棋電王戦からみる人間とコンピュータの近未来 久保明教 / テクノロジーの人類学 将棋の電王戦(コンピュータとプロ棋士との対戦イベント)について、一戦ごとの戦いの詳細に踏み入りながら、将棋マニア以外にも「そこで起きていること」が理解できるだけでなく、「人間と人工知能との付き合いが生み出す未来」についての考察も読ませる展開で。 ほんと良い文章だと思ったので、ぜひリンク先をお読みください。 いくつも読ませる部分があったんですが、非常になるほどと思ったのは、 「コンピュータには大局観がなく損得計算しかできないが、プロ棋士には読みの数ではコンピュータに負けるかもしれないが“大局観”がある」 という一般人の思い込みは 「間違い」 だってことでした。